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BIMの活用度・社内浸透を一気に高めるポイントとは?

BIMの活用度・社内浸透を一気に高めるポイントとは?

社内のBIM化をさらに推進したいと考えたとき、何から手を付ければよいのか分からないというお悩みも多いことと思います。そのヒントとなるのがCDE環境でのBIMの活用。今回は、CDE環境を活用するメリットや、BIM360/ACCをうまく使うことで広がるBIM社内浸透の可能性についてご紹介します。

【目次】

  • BIMを活用できていない現状を打破するためには
  • BIMを推進するのに欠かせないCDE環境の活用方法
  • BIM360/ACCではじめるBIMの社内浸透
  • 「BuildApp」との連携によるBIM360/ACCのさらなる可能性

■BIMを活用できていない現状を打破するためには

建設業界でBIMを採用する企業は増えてきたものの、本来BIMが持っているメリットをまだまだ活かしきれていないのが現状です。BIMを図面作成のツールとして使うなど限定的にしか使われていないケースが多く、非常に残念。BIM =Building Information Modeling(ビルディング インフォメーション モデリング)の「Information」の部分、つまりモデルに組み込まれた情報を活用できてこそ、本当の意味でBIMのメリットを享受できます。

さらに重要なポイントとなるのが、BIMデータのやりとり。BIMモデルを共有する際に、メール送信などファイルベースでおこなうことで、業務が煩雑になり、作業の遅れやミスにつながりやすいというデメリットがあります。修正や変更が発生した際に、どのデータが最新なのかが分からなくなるのが最大の問題。建設に関わるすべての工程において、スピーディかつ確実に情報共有ができれば、作業工程の短縮や工数の削減につながります。そこで欠かせないのが「CDE環境」の活用です。

■BIMを推進するのに欠かせないCDE環境の活用方法

CDE環境とは、建設プロジェクトにおいて複数のチームや企業間でデータを共有や管理を効率的に行うための仕組みのこと。「Common Data Environment」の略語です。建設業界で共有されるデータ、たとえば、図面、設計文書、契約書、変更要求、進捗状況などのすべてをメールベースではなく、クラウド上で一元管理できる環境のことです。

建設プロジェクトの進行中に担当者の間で飛び交うさまざまなデータをクラウド上の一か所に存在させることで、情報の抜け漏れや重複を防ぐことができ、効率性がアップします。各担当者が、必要な相手にそれぞれが伝達し、情報を集約するのは非常に手間がかかる作業。CDEなら、クラウド上には常に最新データが格納されているので、すべての関係者が必要に応じていつでも最新情報にアクセスできる仕組みです。

たとえば、計画段階、実施設計でBIMデータが止まってしまい、次の工程に活かせていないといったよくあるケース。BIMモデルを設計担当から受領したものの使う当てがない、施工では活用しきれていないという場合でも、CDE環境を活用することで改善できます。BIMだけでなく、図面や写真などすべての情報を変更履歴も含めて一元管理できるのが大きなメリットです。

■BIM360/ACCではじめるBIMの社内浸透

CDE環境でBIMを活用するためのツールとして適しているのが「BIM360/ACC」です。BIM360/ACCは、Autodesk社が提供しているクラウドベースのプラットフォーム。図面やBIMモデルのデータをクラウド上に保管することで、建設プロジェクトの関係者全員が必要な情報にアクセスし、作業や共有がしやすいように設計されているソリューションサービスです。

BIM360/ACCは、関係者がプロジェクトの状況をリアルタイムで把握し、調整するのにも優れたツールです。ダウンロードができるのはもちろん、保存されたBIMモデルや2DCADファイル、PFDなどをブラウザ上でプレビューできるのが特徴。BIMモデルの3Dビューをプレビューしながら、問題点を見つけたり確認したりできます。

たとえば、実際の施工現場で問題点を発見した際は、バーチャル上の該当部分に直接プロットして指摘。問題点をテキスト入力して記録します。さらに期日を指定して、解決する担当者をアサインすることも可能。問題となる場所の特定が簡単に視覚化されるので、指示する側もされる側も意思伝達がスムーズです。関わるプロジェクト内の指摘事項の一覧を表示でき「未完了」「完了」とステイタスも一目瞭然。つまり、「場所を特定する、問題点をリスト化し管理する」というコミュニケーションのための使い方なので、詳細なモデルではなくても施工現場で活用する事ができます。建設プロジェクトの共同作業を最適化するBIM360/ACCで、プロジェクトの進行が格段にスムーズになり、安全性と品質管理の向上にも役立ちます。

タスクを自動化することでミスを防止。干渉のチェックもスムーズになり、無駄なやり直しなどの作業が減ることでコスト削減につながります。BIMの本格的な活用を検討する際には、BIM360/ACCの導入を視野に入れると大きな一歩になるでしょう。

■「BuildApp」との連携によるBIM360/ACCのさらなる可能性

CDE環境で管理されているBIMデータは、「BuildApp」ともスムーズに連携することができます。「BuildApp」は、設計から施工、発注や見積もり・支払いに関わる部分までBIMを基盤にした仕組みづくりに取り組む当社が提供しているプラットフォーム。BIMを詳細化することで各部門をつなぎ、BIM活用度のアップに貢献するクラウドサービスです。内装工事や建具工事といった施工フローにも注力し、たとえばBIMを受領して、内装の詳細化をし、さまざまなデータを抽出して見積調書をつくったり、建材のプレカットをするデータを出力したり、建材の発注情報につなげたりすることが可能になります。

BIM360/ACCとBuildAppと連携させるためには、BIMがCDEで管理されていることが大前提。そして情報へのアクセスがスムーズにできても、そのBIMに何が含まれているのかが分からなければ活用できません。BIMからどんな情報が読み取れるのか、どのレベルの詳細情報が記載されているのか、最低限の定義がされている必要があります。 BIMをもっと現場でも使ってもらいたい、推進したいのであれば、相応の環境を準備する必要があります。すべての企業がBIM360/ACCやBuildAppを導入するのが難しいことを考えれば、まずはゼネコン社内からだけでもはじめてみることをおすすめします。BIM推進の一歩として、BIMモデルをCDE環境で活用することに注目してみませんか。

▶BuildAppのWebサイトでは、サービスのデモ動画を配信しております。ぜひ、ご覧ください。

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